長男(11歳)は、4th Grade の時から音楽の授業でバンドを選択していました。
ある日、長男が学校から帰ると、 「僕はサックスを吹きたい。」 と言い出し、一枚のプリントを渡してきました。 4th Grade以上の子供達の中から、ブラスバンドに興味のある人達を募って演奏会をするようです。 …
COVID-19のパンデミック中は、対面の授業がなかったので家でもほとんど練習していませんでしたが、対面授業が再開してからは、音楽のバンド活動も再開となり、コンサートに向けて先生の指揮の元、ちょっとずつ練習していたようです。
そして先日、毎年開かれていたバンド&オーケストラの合同演奏会の案内が届きました。
COVID-19で3年間中止になっていたので、長男にとっては初めての演奏会になります。
彼は、コンサート用の白シャツ、黒スラックス、ネクタイに着替え、
「うー緊張する!」
と叫びながら、学校のオーディトリアムへ向かいました。
私達家族は、他の家族達と一緒に客席に座り、出番がくるのを待ちます。
時間が来て舞台が明るくなると、正装した中学生達がそれぞれの楽器を持ち、緊張した面持ちで舞台に上がってきました。
長男も、担当のバリトンサックスを持って舞台に上がります。
みんなが指定の席につくと、舞台袖から先生が登場し、これまで子供たちがどのように演奏を頑張ってきたか、時にジョークを交えて流暢に説明しました。
そして演奏開始。
去年のリハーサルでは
「え、これ、本番大丈夫なんかな。」
と思わせる出来でしたが、本番ではみんなかなり上達していて、
「みんなだいぶ練習頑張ったんだな-。」
と思いました。
時に外れた音も聞こえてきましたが、それでも子供たちの一生懸命な演奏を見ると、とても微笑ましくなりました。
バンドの後はオーケストラの演奏があり、最後にバンド&オーケストラ全員で演奏して終わりました。
コンサートが終了し、廊下にでると、長男は友達と記念写真を撮っていました。
私達家族に気づくと、彼ははにかみながら近づき、
「どうだった?」
と一言。
「うん、いい演奏だったよ。」
と答えると、
「でしょ?」
と言って、嬉しそうな笑顔を見せてくれました。
……お疲れ様☆