新年を迎えて-2025
新しい職場に移ってから、1年が経過しました。 当初決意したことの半分も達成できていませんが、大学院から通して10年以上所属していた施設を出たことは、やはり良い選択だったと思うようになりました。 これまで当たり前とされていたことが、そうでもないと気付かされたことが何度かあったからです。 働く女性に対する、周囲の目 外に出て良かったと思った理由の一つは、「働く女性に対する周囲の目は、思っ […]
新しい職場に移ってから、1年が経過しました。 当初決意したことの半分も達成できていませんが、大学院から通して10年以上所属していた施設を出たことは、やはり良い選択だったと思うようになりました。 これまで当たり前とされていたことが、そうでもないと気付かされたことが何度かあったからです。 働く女性に対する、周囲の目 外に出て良かったと思った理由の一つは、「働く女性に対する周囲の目は、思っ […]
以前、自分が施設を移る際に、ある人から、餞別として 「みんな敵がいい」 という言葉を頂きました。 それについて色々考えたので、今回、ここに書き留めておこうと思います。 みんな敵がいい 誰を味方にしようなどと言うから間違うのだ。 みんな敵がいい。 敵がないとことができぬ。 これは、幕末に活躍し、明治維新の立って役者の一人と言われる、勝海舟氏の言葉です。 彼の言葉には、「何か事を成すとき、誰が味方かと […]
帰国前、アメリカのボスから、 「日本であなたのような女性が活躍するには、まだまだ大きな障害がある。日本に帰ったら、あなたはもっと声を上げなければならない。」 と言われました。 その時、私は頷きましたが、同時に、 「声を上げることは、日本では美徳とされないから、そこで声を上げれば、逆に自分の首を締めることになるだろう。」 とも思っていました。 「声を上げない」ことが大体正解 その後、帰国し、個人的に […]
アメリカから帰国して1年半が経ちましたが、この間に、何度か留学体験について講演の依頼がありました。 当時の事を思い返しながら、留学を通して自分が学んだと思うことや、後学の方々へためになりそうなメッセージを考えていると、それまでぼんやりと考えていた事が明確に整理されていくように感じました。 そして、自分にとって、ラボのPIとCo-PIの存在がどれだけ大きくなっていたか、今の自分の考え方や方向性につい […]
昨年は、自分の視野が狭まったり広がったりするのを自覚する1年だったように思います。 一昨年秋に帰国し、しばらくは日本の分化や作法の感覚を取り戻すのに苦労しました。 というか、その感覚を取り戻す事に抵抗を感じていた、というべきかもしれません。 組織の一部として、周囲の雰囲気を乱さないよう、私は毎日気を張って過ごしていました。 アメリカのラボの同僚や上司の、心からの応援や強 […]
私は今まで、衣食住さえ足りてさえいれば、自分の考え方や行動の工夫次第で、どんなところでも生きていけるんじゃないかと思っていました。 けれども最近、そうでもないようにも思えてきました。 魚が、陸の上で生きられないように。 鳥が、海の底で生きられないように。 私は以前、魚でした。 海の上には、空が広がっていました。 ある時私は、宝物を連れて空に飛 […]
去年末にアメリカから日本に帰国し、家族全員、新たな環境で再スタートすることになりました。 「お友だちはできた?」という私の質問に対し、子ども達は「うん。」と答えてくれていましたが、日常会話の言葉の端々から、それぞれ彼らなりに苦労してきた部分が垣間見え、それを両親には言わないようにしているようにも感じられました。 それはおそらく、私自身に余裕がなく、彼らに気を使わせてしまっていたからかもしれません。 […]
「最近、肩周りが痩せてきたよね……おばあさん化が進んでるというか。」 という主人の一言に焦り中。 一時期仕事が忙しくて数kg体重が減少しましたが、食事をちゃんと摂るようになってから、体重自体は戻ってきました。 でも、一度落ちた筋肉は自然とは戻ってくれないよう……。 先日、韓国にいる友達家族とzoomでお話をした時にも「痩せた?」と指摘されてしまいました。 カメラのアングルの問題もある […]
私の実家では、小さな頃から何かしらのペットを飼っていました。 金魚、亀、文鳥ファミリー、ハムスター、犬2匹、猫2匹……。 みんな人間よりも短命なので、子供の頃から、彼らが天寿を全うしたり、突然命が絶たれたりするのを見てきました。 そして先日、我が家の最後の愛犬であるシュリが母に見守られながら亡くなった、という知らせを受けました。 彼は私が大学生の頃に実家にやってきたミニチュア・ダック […]
私は時折、気分が落ち込んで、気持ちを立て直すのを難しく感じる時があります。 まともな理由の時も多いんですが、ほんの些細な事で落ち込むことも多いです。 日本人は不安遺伝子と呼ばれるSLC6A4(セロトニントランスポーター 5-HTT をコード)のS型多型がとても多いと聞きますが、私ももれなくSS型なんじゃないかと思っています。 でも、仕事は山のようにあるし、家事は回さないとだし、家にい […]
断書 本記事は、少し前、私の身近な人が他界する前後に書き溜めていたものです。 遺族の許可を得て投稿しておりますが、ここに書かれていることはすべて私の主観を元に書かれている点をご了承ください。 Co-PIが亡くなってから、ラボは悲しみに包まれ、皆は仕事をしながらも、彼との思い出を話したりして過ごしていました。 そんなある日、ラボのスタッフの一人からアナウンスメールが届きました。 今週は […]
断書 本記事は、少し前、私の身近な人が他界する前後に書き溜めていたものです。 遺族の許可を得て投稿しておりますが、ここに書かれていることはすべて私の主観を元に書かれている点をご了承ください。 Co-PIが亡くなった次の週から、PIがミーティングに出席するという連絡がありました。 そして次週、朝から全体ミーティングがあり、みんなは少し緊張して待っていました。 開始時間が来たので、「そろ […]
断書 本記事は、少し前、私の身近な人が他界する前後に書き溜めていたものです。 遺族の許可を得て投稿しておりますが、ここに書かれていることはすべて私の主観を元に書かれている点をご了承ください。 Co-PI逝去の連絡を受けた日、私はラボを休み、一日自宅で過ごしました。 翌朝も ―― しばらくは何もする気になれなさそうだなー。 と思ってぼんやりしていましたが、ふと、術後7日目のマウスのサク […]
断書 本記事は、少し前、私の身近な人が他界する前後に書き溜めていたものです。 遺族の許可を得て投稿しておりますが、ここに書かれていることはすべて私の主観を元に書かれている点をご了承ください。 なお、遺族より紹介された追悼記事で、本記事に関連する事柄が記載されているリンクの1つをこちらに貼っておきます。 PIと夫と3人でミーティングが行われてから数日が経過し、私は相変わらず限られた時間 […]
断書 本記事は、少し前、私の身近な人が他界する前後に書き溜めていたものです。 遺族の許可を得て投稿しておりますが、ここに書かれていることはすべて私の主観を元に書かれている点をご了承ください。 以前、PIと夫と私の3人で久しぶりにミーティングを行った話を投稿しましたが、 この話には別の背景がありました。 当時は内輪の出来事を勝手に外に発信してはいけないと思って控えていましたが、その後奥 […]
断書 本記事は、少し前、私の身近な人が他界する前後に書き溜めていたものです。 遺族の許可を得て投稿しておりますが、ここに書かれていることはすべて私の主観を元に書かれている点をご了承ください。 Co-PIが病院で治療を受け、リハ転院なども検討されていた矢先、彼が感染症を併発し、容態が芳しくないという連絡を受けました。 ラボの人たちは、毎日彼の容態を心配し、少しでも情報があればお互い共有 […]
断書 本記事は、少し前、私の身近な人が他界する前後に書き溜めていたものです。 遺族の許可を得て投稿しておりますが、ここに書かれていることはすべて私の主観を元に書かれている点をご了承ください。 Co-PIが事故で緊急入院した日の翌週、私と夫は、彼の奥さんであるPIとミーティングの予定が入っていました。 手術は無事に終了したと聞いていましたが、彼の容態はどんな様子なのか、私達は心配しなが […]
毎週日曜日には、教会のミッショナー夫婦がボランティアで主催してくれている英語教室があります。 内容としては、聖書を読んで質問に答えたりディスカッションしたりする、というもの。 英語の勉強というよりは、ほぼほぼ聖書の勉強といった感じですが、 人とディスカッションするのは好きだし、自分の研究と違うテーマを勉強するのは新鮮なので、私は毎週楽しく参加させてもらっています。 先週は、新約聖書 […]
あなたがいなくなってから数日が経過し、色々な場所で追悼記事を見かけるようになりました。 それらの記事を読むたびに、あなたの残してきた業績がどれだけ偉大だったかを再認識させられます。 飽くなき探究心と好奇心。 自分を過信せず、必ず人に意見を求める姿勢。 人を好きになり、人を信頼する心。 人を楽しませ、やる気にさせ、協力し、大きなシナジーを生み出していく力。 そして、愛…… […]
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アメリカに来て、3年半が経過しました。 こちらに来てから様々な出来事があり、その度に自分の行動を振り返り、深く考えさせられました。 Anytime we think the problem is “out there,” that thought is the problem. — Stephen R. Covey (American educator, author, b […]
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ある日の朝、コーヒーを飲もうとラボの給湯室に行くと、先客がいて部屋には美味しそうなコーヒーの匂いが漂っていました。 彼女は、このラボが立ち上がったときに最初に雇われた5人の従業員のうちの一人で、30年以上ブレインバンクの管理を任されています。 今PIとして第一線で活躍しているラボの卒業生達も、病理はほとんど自分が教えたんだ、とよく話していました。 「おはよう」 普通に朝の挨拶を交わす […]
先日、長男(11歳)との会話の中で、勉強についての話題になりました。 長男は、親や先生達から勉強するように言われるから勉強しているけれど、その勉強自体にはあまり価値を感じていないそうです。 「『Learn (学び)』は大事かもだけど、『Study (勉強)』は、大人達から言われる程には大切なことだとは思わない、もっと他にしたいことをすればいい。」 というのが彼の意見でした。 私も子どもの頃同じよう […]
アメリカに来て、2年半が経過しました。 当初思い描いていた生活とはかなり異なる状況にはありますが、なんとか生活しています。 去年の初めあたりは、精神的にかなりキツく、 「しばらく休暇をとってカウンセリングを受けるしかない。」 と思い、 大学のカウンセラーに予約をとって、PIに休暇願を届ける準備を進めていました。 Nietzsche famously said “Whatever do […]
興味深いお話を読んだので、シェアします。 娘の卒業式に、父親が言いました。 「君の晴れの卒業に、私が何年も前に買った車をプレゼントしよう。 これはとても古い車だ。 でもこれを君に上げる前に、この車を中古屋さんに持っていって、いくらぐらいで売れるか聞いてみなさい。」 娘は、中古屋を訪ね、父親に言いました。 「この車は使い古されてい […]
アメリカの今の職場で、夫や自分の仕事が思うようにいかず、辛い思いをしている時、隣の席の中国人から、よく心無い言葉を受けていました。 内容は、だいたい、 「日本でどうだったか知らないが、ここではここでのやり方で進めないと痛い目を見る。早くそれに気づいて旦那さんにも忠告するんだ。」 という感じ。 「心無い」と思っているのは自分だけで、相手は全てよかれと思って批判してくるわけです。 そうは […]
私は学生時代から慢性的な首・肩・背中凝りですが、働き出してから運動量がめっきり減り、体がさらに動かなくなってきました。 そして数年前のある日、自転車の左折時に後ろを確認しようとしたら、首が回らない事に気づきました。 確認すると、両腕も肩より上にあがらず……。 現時点で特にやばそうな筋 右: 右胸鎖乳突筋、右前斜角筋、右大胸筋、右僧帽筋(上部・中部)、右頭板状筋、右頸板状筋、右肩甲挙筋 […]
昨年は、個人的に色々と浮き沈みの激しい1年だったように思います。 時折、主に仕事中、小事と思われる出来事に過剰に反応して憤り、言いようのない焦燥感と虚無感に襲われ、気持ちを立て直すのが難しい時がありました。 そのような感覚と並行してよく浮かんできた考えは、 「私が今いなくなっても、世の中は変わらず回っていく。」 という事でした。 私が死んだら、家族や友達は悲しむと思うし […]
あなたが眠りにつくのを見るのが 最後だとわかっていたら わたしは もっとちゃんとカバーをかけて 神様にその魂を守ってくださるように 祈っただろう あなたがドアを出て行くのを見るのが 最後だとわかっていたら わたしは あなたを抱きしめて キスをして そしてまたもう一度呼び寄せて 抱きしめただろう あなたが喜びに満ちた声をあげるのを聞くのが 最後だとわかっていたら わたしは その一部始終をビデオにとっ […]
2カ月程前に図書館で借りた本に惹きこまれ、すぐにKindleで原著・和訳を共に購入、さらに書籍も取寄せました。 スティーブン・R・コヴィー氏によって書かれ、1989年に出版された「The 7 Habits of Highly Effective People」という本です。 1996年には日本語版「7つの習慣」を出版、現時点で44か国語に翻訳され、全世界3000万部、日本でも200万部を売り上げて […]
私は宇宙の話を読んだり聞いたりするのが好きです。 今の人生も好きだけど、もし生まれ変わったら天文学者とかにもなってみたいなーと思うくらい。 じゃあ宇宙飛行士は?と聞かれる時がありますが、実際に自分で月とか火星とかに行くよりも、空を見ながら、もっと遠くの天体にまで思いを馳せる事の方が好きなように思います。 そんな私の毎日の楽しみの一つは、毎日の通勤時に車の窓から広い空を眺める事。 建物 […]
50年前の7月20日、アポロ11号が月に降り立ち、船長のニール・アームストロングが月面に最初の一歩を踏み下ろしました。 人類初の月面着陸50周年という事で、毎朝聴いている宇宙をテーマにしたラジオ番組では、最近、これに関連した話題が多く流れています。 先月、NYの科学博物館に遊びに行った時にも、アポロ11号をテーマにしたドキュメント映画が上映されていました。 子供達にはまだ少し難かったようですが、私 […]
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SOS的な投稿をしてからブログを更新しなくなったので、「大丈夫~?」という連絡をよく受けるようになりました。 それまで日記のように書いていたので、あまり考えていなかったのですが、定期的に読んでいる人もいて心配してくれてたんだなと気づき、近況報告をと思って筆(?)をとりました。 私は、先月まで少ししんどい日が続き、笑うのにも時々努力がいる時がありましたが、自分の時間を持てるようになった […]