半年程前のある日、次男(小3)が言い出しました。
「僕も、『かぶ』をやってみたい。」
・
・
・
野菜の蕪?⋯⋯かと思いきや、どうやら「株」のことを言っている様子。
門前の小僧、習わぬ資産運用に興味を持つ
私達夫婦は、それぞれの余剰資金で株や投資信託などの資産運用をしており、朝のニュースで経済の動向が出るたびに「NASDAQが⋯⋯」「円安が⋯⋯」など、株価や為替の話をしています。
それを毎朝聞いていた彼は
「なんかおもしろそう、僕もやってみたい!」
と思ったそう。
気になる元手は、「コツコツためたお年玉で」⋯⋯とのこと。
未成年講座を開設
ジュニアNISAは2023年で廃止されましたが、未成年口座は作ることができます。
私は、自分の口座に次男の未成年口座を追加しました。
⋯⋯すると、お金の話が大好きな長男(中2)がひょこっと顔を出しました。
「えーいいなー、僕の分も口座作って。」
2人分作るなら⋯⋯ということで、結局長女(小6)の分も含めて、3人分の未成年口座を開設。
それぞれの個性がでる投資信託
子供たちは「かぶかぶー。」と言っていましたが、投資初心者の彼らには、ひとまず無難な投資信託から始めてもらうことに。
口座ができると、3人は早速、お年玉などで貯めてきた自分たちの貯金から、資産運用に回す金額を決めました。
言い出しっぺの次男はオルカンに10000円。
便乗した長男も最初オルカンに10000円⋯⋯を入れた後、ちょっと欲を出して、NASDAQにも追加で25000円。
「あんまり損したくないし⋯⋯。」と言っていた長女は、オルカンに2000円。
―― これは、それぞれの性格が出るなー。
株価の動きに一喜一憂
そんなこんなで始めた子供たちの投資信託。
最初は景気よく上がっており、
「今日は11円上がったー。」
などと喜んでいましたが、8月に株価が暴落し、彼らの資産もマイナスになってしまいました。
特に、株価指数が上がり切ったあたりのタイミングでNASDAQを追加購入していた長男の資産は、大きく目減りしました。
「あー、僕のお金がー!!今のうちに売っといた方がいいかな?」
「いやいや、多分一時的なことだと思うし、将来的には上がるはずだから、ここは我慢、我慢だよ。」
朝の経済ニュースを見るたびに、子供たちは彼らなりの議論を展開させています。
金融リテラシーを身に着けておくのは良いことだと思う
私が子どもの頃、家や学校では「お金を増やすことばかり考えるのは良くない」というような雰囲気があり、私は「とりあえず貯金しておけば大丈夫。」という気持ちでいました。
けれども今となっては、「もっと若いうちから、ある程度の金融リテラシーを身につけておいた方が良かったな。」と思っています。
今回、数円~数十円単位の増減がモチベーションとなり、子供たちが朝の経済ニュースに興味を持つようになったのは、良いことなんじゃないかと思います。
もちろん、行き過ぎないように、大人がサポートしておく必要があるとは思いますが。