ある日、夫が長女(8歳)に国語の勉強を教えていた時の話。
彼女は最近日本語がちょっと変になってきていて、国語は大の苦手です。
夫「だから、赫々云々でこーゆー事なんだけど……」
長女「…… Get しない……」
なかなか話が噛み合わない二人……。
すると、夫が一言。
「こーゆー事はネイティブ日本人じゃないとニュアンスがわからないんだよなー」
隣で夕食の支度をしながら二人の会話を聞いていた私は、思わず
「え? それってリベンジ?」
と聞き返しました。
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アメリカにきてしばらく、英語でのディスカッションやコミュニケーションに苦労していた夫は、よく
「英語が世界共通語って誰が決めたんだ。奴らだって日本語で話せって言っても話せないのに。
いつか奴らに『この微妙な日本語は君たちにはわからないかもね』って言ってやりたい。」
と冗談半分で話しており、私は
「まあ、あの人達は日本語で話す必要性がないから、それを言う機会はゼロに等しいね。」
と答えていました。
2年以上経過した今、彼は英語ネイティブ達に言いたかった言葉を、自分の娘に対して使ったようです。
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夫は、
「あ、わかった?」
と答え、私達は二人で笑いましたが、
何も知らない娘は、「???」という表情を浮かべたままちょっと涙目に。
……ごめんね☆