CHOP Center for Management of ADHD

うちの愛され長男(中2)は、「授業や宿題に集中できない」という、ちょっとした困難を抱えています。

自宅では早くから認識していたけれど、診断はつかず

彼は小学3年生の頃から、自宅学習中などに注意障害の傾向がみられ、私達は、軽度の「注意欠陥多動性障害(ADHD)」……の不注意優勢型、いわゆる「注意欠陥障害(ADD)」の可能性があると考えていました。

アメリカで小児精神科を受診したこともありましたが、多動の症状がないために学校生活で問題行動として認識されず、ADHDの診断には至りませんでした。

また、当時ギフテッド・チルドレンに認定され、特別プログラムを受けていたことも、ADHDの診断にはマイナスに働きました。

 

しかしADHDは学習障害であるので、いくら元々のIQが高くても、日々の勉強に集中できなければ、成長と共に学業の成績は下がっていきます。

また、学生時代に問題が生じなくても、大人になって就職し、より複雑なタスクを任されるようになった時に、いわゆる「大人のADHD」として顕在化する可能性があります。

この場合、与えられたタスクをこなせずに上司から叱られまくり、うつ病等を発症する可能性も生じてきます。

 

「本人の今後のことを思えば、できるだけ早期に診断し、治療介入を開始した方が良い」

と、私達は考えていました。

帰国後、改めて小児精神科受診を決意

一昨年に帰国し、なんとか進学校には滑り込みましたが、やはり授業や試験勉強などに集中できない日々が続いていました。

私達は彼に小児精神科を受診させ、再度ADHD評価してもらおうか、何度か迷いました。

けれども、

  • 彼の障害特性の程度は非常に軽く、「どこにでもいるような、勉強嫌いの普通の少年」と区別がつきにくいこと
  • 彼の特性程度に波があり、時には「調子が良い」と感じることもあること

などから、受診予約後にキャンセルという事を何度か繰り返し、実際の受診を見送ってきました。

 

けれども中学2年生になり、学校の成績はさらに下がってきました。

また、遅刻や忘れ物、校則違反などで何度か学校から呼び出されるようになったため、私達は、再度ADHDの評価を受けることを決意しました。

受診予約は2ヶ月後

私達は、自宅から通える範囲で、評判の良さそうな小児精神科を探し、受診予約を取りました。

予約がとれたのは2ヶ月後でしたが、「今回は調子が良くなってもキャンセルしない」と心に決め、受診日までの2ヶ月を過ごしました。

 

 

To be continued…

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