future-plan

長男の中学では、年に3回の保護者面談があります。

各回、面談に向けてちょっとした工夫が施されており、学期末の内省や次年度へ向けた目標設定などを生徒に準備させ、保護者の前で発表させています。

去年、長男は中学1年生。

最初の保護者面談で、「将来の目標とそれを達成するための段階的計画」を提出する課題が出されていました。

長男の将来の目標

―― 将来の目標かー。普段は長男くんからそんな事聞けないから、楽しみだな。

以前、彼から「どの仕事も面白そうと思わない」と言われた事のある私は、あれから彼の心境がどうなっているのか、楽しみにしていました。

 

そして迎えた保護者面談。

彼が提出した用紙にかかれていた「将来の目標」は……

高収入

それが目標?

――高収入……確かに目標にしている大人はいるかもしれないけど、中学生が将来の目標にすること?

学生のころ、道徳かなんかの授業で「お金だけで仕事を選んではいけない。」と習った記憶がある私は、心の中で思わずツッコミをいれました。

 

そして肝心の「どんなことをして高収入になるか」については、白紙……全くのノープランです。

彼は、

「まあ……これから考えます。」

とのこと。

「手段」について話し合い

その晩、夕食後の家族会議のアジェンダは、

「長男くんの『高収入』の目標を達成するために、どんな仕事があるか」

でした。

 

「医者になりたいとかだったら色々とアドバイスできるけど……長男くん不注意が多いから、医療事故のリスクが高そうだしなあ……」

長男「まあ、面白そうだけど、一生勉強はしたくないしね。」

「勉強せずに高収入は難しいな……スポーツ選手とかはもっともっと難しいし……得意の英語を活かして、アメリカで寿司シェフとかが良いんじゃないかな。今、すごく需要があって、高収入が狙えるらしいよ。」

長男「でも、家族と一緒にいたいから、アメリカとか、1人で行きたくない。」

「プログラマーとかは?PCゲーム好きだし。」

長男 「いや、遊ぶのが好きなだけで、作るのは面倒くさい。」

「ロボット作りとか、おもしろそうじゃない?折り紙とか難しいの作ってたし……」

長男「うーん、、、」

 

結局、彼が一番興味を持っているのはやっぱり「お金」とのこと。

「『お金』を仕事にするなら……トレーダーとか?……じゃあ、進学先は経済学部かな?」

 

とゆー感じで、その日の家族会議はふわっと「大学は経済学部?」みたいな形で終了しました。

そして今年度の保護者面談

それから1年後の保護者面談。

去年と同じく「将来の目標とそれに向けた段階的計画」の用紙が用意されていました。

 

息子は何を書いたでしょうか?

私は、期待半分、不安半分で、用紙をめくりました。

 

そこに書いてあったのは……

  • 将来の目標:高収入
  • 具体的計画:(白紙)

 



 

君は……ほんと、ブレないね。。。

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