
一昨年の秋に職場を変え、現在、往復3時間半の時間を通勤に使っている私。
「僕も近くにポストを得たら、その近くに物件を買ってみんなで引っ越そう。」
夫はそう言っていましたが……去年、彼も同じ施設にポストを得て、本格的に住居探しを始めました。
えげつなかった不動産バブル
個人の引っ越しであればそこまで条件も多くないですが、家族の引っ越しとなると、かなり条件が増えてきます。
今回の住居探しで必要な条件は……
- 通勤:通勤や出張に便利な駅近
- 通学:長男と長女の中学校にも通いやすい路線
- 学区:次男が通う小学校の教育システムがしっかりしていること
- 治安:子ども達が危険な目にあわないよう、治安の良いエリア
- 居住面積:家族5人が窮屈な思いをしない程度の十分な広さ
- 価格:許容範囲内の値段
これらの条件のうち、「6.価格」以外をまとめると、「都心で治安や教育環境がよく、駅に近くて、専有面積が広い物件」ということになります。
こんな条件を満たす物件の価格は……
「高っ!」
不動産価格はここ数年で青天井的に跳ね上がり、私達の予算ではとても買えない値ばかりでした。
とりあえず、今の住居を査定してみた
今から12年前に購入した、今の住居。
かなり気に入っていたので、できれば売らずにそのまま所有しておきたかったですが……新しく家を買うとなったらそうも言ってられません。
新物件購入の足しにするため、今の住居を売却して資金を捻出することにしました。
そして、査定を依頼。
すると……
「あれ?」
……うちの物件の価値も跳ね上がり、購入時の2倍以上の査定額が出ました。
「……新しい物件、買えちゃうじゃん。」
がっつりリフォームしてもなお、大きなお釣りがでるほど……。
この周辺の不動産バブルもすごかった
不動産屋さんによると、私達の住んでいるエリアも、都心部と同じか、場合によってはそれ以上に不動産バブルが起きていたそうです。
理由は、近年の全体的な不動産価格の上昇に加え、円安の影響を受けて、外国の富裕層が別荘や投資目的でこの周辺に物件を買い求めているからだとか。
また私達の物件は専有面積が広く、このエリアでなかなか出ない広さのため、さらに希少価値がつく……とのことでした。
12年前は、2人目の子どもが生まれたばかりで、当時住んでいた住居が狭く感じたため、
- 職場の近く
- 家族が増えても困らない十分な広さ
- 小中学校の教育がしっかりしている、人気の学区エリア
という条件で物件を探し、今の住居を購入しました。
フルローンで住宅ローンを組み、当時の私達にとってはかなり背伸びをした買い物ではありましたが……それがまさか、12年後にこんなに価値が上がるとは……。
ここまでの高騰を予想して購入したわけではありませんでしたが、今回はそのお蔭で助かりました。
自宅を売却し、新しい住居を購入
不動産屋に自宅の売約広告を出してもらうと、3日で問い合わせがあり、その後すぐに契約が成立しました。
新しい住居も決まり、私達の生活スタイルにあわせて、現在リフォーム中。そして、次男の小学校の修了式が終わったら、いよいよ、引っ越しです。
長年子ども達の成長を見守ってきた我が家。
その自宅を手放すのは、結構寂しいものではありますが……
気持ちを切り替え、新しい自宅で、また新たな家族史を作っていきたいと思います。