exam

先日受けた、事前受験の発表日。

夕食の準備をしていると、「お母さん、今日、発表の日だって知ってる?7時からだからね。」と、娘から釘を刺されました。

 

リハーサル目的で受けた試験でも、やっぱり結果が気になるようです。

「先生が、『あの学校は難しくて、みんな落ちるものだから、気にしなくていい。』って言ってた。だから、落ちてもいいの。大丈夫なの。」

……いつもより少し能弁な彼女。

今回、本命の学校よりも偏差値の高い学校を選択して受験しているため、落ちた時に心の平穏を保てるよう、彼女なりのマインドコントロールを試みているでしょう。

そして、発表の時間

そんなやり取りをしていると、午後7時……発表の時間がやってきました。

「お父さん!携帯で見て!」

と長女。

夫は、携帯で画面を開こうとしますが、アクセスが集中しているのか、なかなか開けません。

 

「これは、あと1時間くらい待ってから見た方がいいかもしれないね。」

そう言って、私達はとりあえず晩ごはんを食べることにしました。

すると、1本の電話が

食器を並べ始めていると、夫の携帯がなりました。

相手は、塾の先生からのようです。

「合格発表、ご覧になりましたか?」

 

「いえ、なかなか繋がらないので、少し待ってから見ようと思っていたところです。」

夫が答えると、塾の先生は結果を教えてくれました。

 

「合格していました。おめでとうございます。」

「え、そうなんですか?ありがとうございます。」

 

……合格していたようです。

緊張しなかったから?

塾の先生からの情報によると、長女の通う塾で、今回の試験に合格した生徒は、彼女だけだったそうです。

塾の中で一番成績のよかった子も、今回は残念な結果になったのだとか。

 

「え……◯◯さんは絶対受かると思っていたのに……。」

彼女は驚いた様子で言いました。

 

「そうなんだ。なんでだろうね。緊張して力を発揮できなかったのかな?」

私が何気なく答えると、彼女は「え、、、」と、急に顔を曇らせました。

 

「どうしよう……私、この前緊張しなかったから……本番で緊張しちゃって力を発揮できないかもしれない……。」

「……。」

 



 

……そこは、『次も緊張せずに試験を受けられる』、と思えばよいのでは?

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