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思う事

新年を迎えて-2025

新しい職場に移ってから、1年が経過しました。   当初決意したことの半分も達成できていませんが、大学院から通して10年以上所属していた施設を出たことは、やはり良い選択だったと思うようになりました。 これまで当たり前とされていたことが、そうでもないと気付かされたことが何度かあったからです。 働く女性に対する、周囲の目 外に出て良かったと思った理由の一つは、「働く女性に対する周囲の目は、思っ […]

「迷ったけど、今回もトランプに投票するよ」と言われて考えたこと

2024年のアメリカ大統領選挙。 一時期はハリス氏優勢と言われていましたが、その後も色々なイベントがあり、最終的に蓋をあければ、トランプ氏の圧勝でした。   私が以前勤めていたアメリカのラボのメンバーは、皆、口を揃えて「絶対ハリスに入れる!」と言っていましたが、一方で、大学以外の知人友人の中には、「トランプに投票する。」と言っている人もいました。 その中の一人は、今もオンラインで聖書と英 […]

ラボを発展させるための秘訣について伺いました-2

去年と今年、二度にわたって恩師が来日し、大変濃い時間を過ごさせてもらいました。 その時にもらった言葉から2つ程、ここに書き留めておこうと思います。 論文を読みなさい 1つ目は、去年来日したときに頂いた言葉。 「いい研究のアイデアってどうやったら浮かんでくるの?」という質問に対して答えてくれました。 READ! とにかく「読む」事。毎日論文を読むの。 自分の分野だけでなく、他の分野に関しても。 その […]

みんな敵がいい

以前、自分が施設を移る際に、ある人から、餞別として 「みんな敵がいい」 という言葉を頂きました。 それについて色々考えたので、今回、ここに書き留めておこうと思います。 みんな敵がいい 誰を味方にしようなどと言うから間違うのだ。 みんな敵がいい。 敵がないとことができぬ。 これは、幕末に活躍し、明治維新の立って役者の一人と言われる、勝海舟氏の言葉です。 彼の言葉には、「何か事を成すとき、誰が味方かと […]

声を上げるということ

帰国前、アメリカのボスから、 「日本であなたのような女性が活躍するには、まだまだ大きな障害がある。日本に帰ったら、あなたはもっと声を上げなければならない。」 と言われました。 その時、私は頷きましたが、同時に、 「声を上げることは、日本では美徳とされないから、そこで声を上げれば、逆に自分の首を締めることになるだろう。」 とも思っていました。 「声を上げない」ことが大体正解 その後、帰国し、個人的に […]

自身に息づく、彼らの生き様

アメリカから帰国して1年半が経ちましたが、この間に、何度か留学体験について講演の依頼がありました。 当時の事を思い返しながら、留学を通して自分が学んだと思うことや、後学の方々へためになりそうなメッセージを考えていると、それまでぼんやりと考えていた事が明確に整理されていくように感じました。 そして、自分にとって、ラボのPIとCo-PIの存在がどれだけ大きくなっていたか、今の自分の考え方や方向性につい […]

新年を迎えて-2024

昨年は、自分の視野が狭まったり広がったりするのを自覚する1年だったように思います。   一昨年秋に帰国し、しばらくは日本の分化や作法の感覚を取り戻すのに苦労しました。 というか、その感覚を取り戻す事に抵抗を感じていた、というべきかもしれません。   組織の一部として、周囲の雰囲気を乱さないよう、私は毎日気を張って過ごしていました。 アメリカのラボの同僚や上司の、心からの応援や強 […]

コロナ禍で入院診療をしながら思うこと

半年前にアメリカから日本に帰国し、そのまま急性期病院で診療を行う事になりました。 しばらくの間ずっと研究メインで仕事をしてきたので、外来患者診療は約5年ぶり、入院患者診療は約12年ぶりと、かなりのブランクがあります。 ここ10年ほどの間に、脳神経内科の診療は大きく発展し、新しい治療法もたくさん増えていました。 しかしながら、私がここで働き始めて、以前との違いを最も強く感じた事柄の多くは、「コロナ禍 […]

海の底に

私は今まで、衣食住さえ足りてさえいれば、自分の考え方や行動の工夫次第で、どんなところでも生きていけるんじゃないかと思っていました。 けれども最近、そうでもないようにも思えてきました。   魚が、陸の上で生きられないように。 鳥が、海の底で生きられないように。       私は以前、魚でした。 海の上には、空が広がっていました。 ある時私は、宝物を連れて空に飛 […]

新年を迎えて-2023

去年末にアメリカから日本に帰国し、家族全員、新たな環境で再スタートすることになりました。 「お友だちはできた?」という私の質問に対し、子ども達は「うん。」と答えてくれていましたが、日常会話の言葉の端々から、それぞれ彼らなりに苦労してきた部分が垣間見え、それを両親には言わないようにしているようにも感じられました。 それはおそらく、私自身に余裕がなく、彼らに気を使わせてしまっていたからかもしれません。 […]

Words of Wisdom:by 同室のポスドク

少し前にラボのみんながお別れ会を開いてくれましたが、それ以外にも多くの方々から、個別に食事に誘ってもらったり、時間をとってミーティングをしてもらったり、手紙をもらったりしました。 それらの中で、特に今後の成長の糧になりそうだと感じた言葉やアドバイスを書き残しておきたいと思います。 Words of Wisdom:by 同室のポスドク 仕事の最終日、ラボに出勤すると、机にいくつかのメッセージカードが […]

Words of Wisdom:by 創薬部門PI

少し前にラボのみんながお別れ会を開いてくれましたが、それ以外にも多くの方々から、個別に食事に誘ってもらったり、時間をとってミーティングをしてもらったり、手紙をもらったりしました。 それらの中で、特に今後の成長の糧になりそうだと感じた言葉やアドバイスを書き残しておきたいと思います。 Words of Wisdom:by 創薬部門PI 「君達の出国までにはもう少し時間があるから、それまでに時間をとって […]

Words of Wisdom:by 新ディレクター

少し前にラボのみんながお別れ会を開いてくれましたが、それ以外にも多くの方々から、個別に食事に誘ってもらったり、時間をとってミーティングをしてもらったり、手紙をもらったりしました。 それらの中で、特に今後の成長の糧になりそうだと感じた言葉やアドバイスを書き残しておきたいと思います。 Words of Wisdom:by 新ディレクター 「君が旅立つ前に、一度ミーティングできたらいいね。僕のオフィスに […]

Words of Wisdom:by ホープ助教

少し前にラボのみんながお別れ会を開いてくれましたが、それ以外にも多くの方々から、個別に食事に誘ってもらったり、時間をとってミーティングをしてもらったり、手紙をもらったりしました。 それらの中で、特に今後の成長の糧になりそうだと感じた言葉やアドバイスを書き残しておきたいと思います。 Words of Wisdom:ホープ助教 「最後にアメリカ食のレストランでお昼でもどう?」 そう言って、ラボの助教が […]

組織について思う事

Co-PIのメモリアルシンポジウムの前夜、私はシンポジウムに参加するために日本からやってこられたA先生と話をする機会がありました。 はじめは普通の世間話をしていましたが、途中からかなり突っ込んだ内容になりました。 その際、先生から色々なアドバイスを頂いたので、それらのアドバイスと、それを受けて考えた事を書き留めておきたいと思います。 臨床系のラボについて 話の流れが変わったのは、私が帰国後すぐ、外 […]

久しぶりの個人ミーティング-3

数ヶ月に及んだマウスの手術も一区切りつき、私は久しぶりにPIとの個人ミーティングをセッティングしてもらいました。 それまでの数ヶ月間は、2種類の手術や行動解析などで、ほとんど時間が取れず、私は個人ミーティングにもグループミーティングにもほとんど参加できていませんでした。 PIはミーティングへの参加に対しては特に厳しい人でしたが、今回に限っては理解を示し、 「ミーティングの事は心配しなくていいから、 […]

息子からもらった金メダル

帰国の日が近づき、週末の時間を使って、断捨離や荷造りを少しずつ進めています。 一番の強敵は、もちろん子供部屋。 特に長女(9歳)の勉強机の棚には、割れた電球、取手のとれたコップ、拾ってきた石……等のがらくた……もとい記念の品々が所狭しと並べられています。 「だめ!これは捨てないで!大切な Memory なの!」 そんな彼女と辛抱強く交渉しながら、日本に持って帰る物と捨てていく物を仕分けていきました […]

神様からの贈り物

帰国後の人事について悶々としている間も、今ラボの仕事は毎日鬼のように降ってきて、休む暇はありません。 マウス部屋のQuarantineは継続中で、私は何度もスタッフと交渉をしながら毎回許可を取り付け、毎週3日ほどは手術部屋に籠もっています。 現在、私が執刀する類の手術は終わり、今は2人の術者のアシスタントに精を出す日々。 その術者の一人が、いつも私の子供達にテニスを教えてくれているKです。 彼とは […]

神は乗り越えられる試練しか与えない……とはいうけれど。(13)

Chairと話した翌日、私は最近考えていたことを夫に尋ねてみました。 「もう帰国後の仕事は決まっているけれど、2,3年後とかにアメリカに戻ってこれないかな?」 夫は帰国後に昇進が決まっていますが、私の場合はそれとは違う処遇が待っていそうです。 一方、アメリカの今の職場からは自分の事を高く評価してもらっており、私がここで頑張りたいといえば、しっかりとサポートしてもらえるでしょう。 アメリカで働く事に […]

アメリカと日本の教育方針の違いに思う事

少し前の話。 職場の同僚と院内のカフェでコーヒーを飲んでいました。 私の帰国の日程が本格的に決まり、私も彼女も残りの時間を名残惜しんでいます。   ・ ・ ・   「で、近い将来にアメリカに戻ってくる予定はないの?」 彼女が訪ねました。 「まあ、戻ってきたいとは思うけど、夫は日本でやっていったほうがいいだろうし、家族と離れ離れになるわけにはいかないしね。」 私は正直に答えました […]

Funny Money Company(ファニー・マニー・カンパニー)

去年に引き続き、夏休み中、3人とも職場近くのテニスクラブに通っています。   キャンプにはいつも車で向かうのですが、今回はその道中での一コマ。 高速道路を走行中、テニス場が近づいてくると、「FMC」の赤い文字がひときわ目立つ、大きなビルが見えてきます。   子供達「あ、Funny Money Company だ!!」   ―― はて、このビルってそんな名前だったかしら […]

愛犬の死の連絡を受けて

私の実家では、小さな頃から何かしらのペットを飼っていました。 金魚、亀、文鳥ファミリー、ハムスター、犬2匹、猫2匹……。 みんな人間よりも短命なので、子供の頃から、彼らが天寿を全うしたり、突然命が絶たれたりするのを見てきました。   そして先日、我が家の最後の愛犬であるシュリが母に見守られながら亡くなった、という知らせを受けました。 彼は私が大学生の頃に実家にやってきたミニチュア・ダック […]

ラボを出ていく同僚にアドバイスを求めてみました

先日、ラボの一人が製薬会社にポストを得て異動する事が決まりました。 彼はアメリカ人なのですが、なんというか、典型的な “デキる” タイプの方のアメリカ人だったので、 建設的な話し方や人々への配慮の仕方など、私はこっそり参考にしていました。   そんな彼が出ていくと聞き、私はずっと彼に聞いてみたかった事を、聞くべきかどうか迷っていました。 それは、 彼から見た私の伸 […]