runaway-crab

我が家には、時間差で捕まえた2匹のカニが住んでいました。

ところがある日……

「カニさんがいない!」

カニさん①、脱走

ある日曜日の朝、長女(小6)がいつものようにお世話をしようとすると、水槽の中にカニが1匹しかいないことに気づきました。

……ヒーターを伝って登り、水槽の蓋の隙間から脱走したようです。

 

「どうしよう!」

 

家族総出で探したところ、テレビの後ろに「お尋ねガニ」を発見しました。

けれども、発見が遅く、カニは脱水で亡くなっていました。

カニさん②、脱走

残ったカニは、脱走できないように、背の高い水槽に移し替えました。

「足場になってしますヒーターは、外した方がよい」

という意見も出ましたが、

「寒いと可哀想だから。」

という理由で、残されることになりました。

 

ところが……この決断が仇になり、カニさん①の脱走から数カ月後、カニさん②も、水槽から姿を消してしまいました。

 

「だから言ったのに!」

「そんなことより、早く探そう!また干からびちゃう前に見つけないと!」

 

若干家族内で揉めながら、私達は部屋の隅々までカニの痕跡を探しました。

……けれども……カニさん②はどこにもいません。

 

「……もう、だめかもね。」

 

私達は捜索を諦め、仕事や勉強等、それぞれの作業場へ戻りました。

カニさん②発見

書斎に戻ってしばらくすると、

「カニさんいたよ!」

長女の大きな声が聞こえてきました。

 

……あんなに探したカニは、ラグマットの下からひょこっと姿を表し、フローリングの隅をちょこちょこと横歩きしていました。

 

「生きてる!」

 



 

とゆーことで、カニさん②は元の水槽へ送還され、脱走の足場となったヒーターは取り外されました。

 

「可哀想だけど、仕方ないからね。自業自得だから。」

彼女は、カニさん②を優しく説得していました。

にほんブログ村 子育てブログ ワーキングマザー育児へ
生き物シリーズ