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毎年、年末年始は家族皆で私の実家に帰省するのですが、今年は長女(小6)の中学受験のため、息子たちのみ帰省し、私達夫婦と長女の3人は自宅に残ることになりました。

長女は、大晦日もお正月も、塾の「正月特訓」で勉強中。

―― ようそんなに勉強するわ。最近は全国の小学生も大変だな。

と思いながら、私は毎日お弁当をもたせて彼女を送りだしていました。

 

そんな中、1日だけ塾がお休みになるということで、「この1日を逃すまじ!」と、3人で初詣に行くことにしました。

いつもは徒歩圏内の神社に行きますが、今年は彼女の受験なので、ちょっと遠出して北野天満宮へ。

学問の神様、菅原道真を祀っている神社です。

北野天満宮に到着

バスに揺られること約20分。

北野天満宮に到着しました。

大きな鳥居の前には、たくさんの屋台……と人。

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賑やかな音と美味しそうな匂いに包まれていました。

まずは、「撫で牛」

鳥居をくぐってしばらく進むと、道真公の象徴「撫で牛」がお出迎え。

撫で牛

北野天満宮にある「撫で牛(なでうし)」は、道真公(天神様)の象徴として境内に置かれています。この牛を撫でると、以下のようなご利益があるとされています。

  1. 健康回復・無病息災
    体の調子が悪い部分を牛の同じ場所に触れて撫でると、その部分の健康が回復すると信じられています。

  2. 知恵や学問の向上
    牛は天神様の象徴であり、天神様は学問の神様です。そのため、牛を撫でることで知恵や学問の向上を祈る人も多いです。

  3. 願い事成就
    撫でることで願い事が叶うと信じられ、多くの参拝者が牛を撫でて祈ります。

娘はさっそく「撫で牛」を撫で、学問向上をお祈りしました。

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「思いのまま」を購入

境内に入ると、「思いのまま」が売られていました。

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「思いのまま」は、北野天満宮に伝わる特別な梅の木(梅の枝)の名前です。

思いのまま

「思いのまま」は、北野天満宮に伝わる特別な梅の木(梅の枝)の名前です。この梅は、以下のような特徴や由来を持つことで知られています。

  • 特徴:一本の木に白梅と紅梅が咲く
    「思いのまま」の最大の特徴は、一本の梅の木に白い花(白梅)と紅色の花(紅梅)が同時に咲くことです。この珍しい現象は、接ぎ木の技術によるものとされていますが、自然の調和を感じさせる美しい姿が多くの人を魅了します。

  • 名前の由来:「思いのまま」という名前は、花の色が白にも紅にも分かれることから、「思いのまま」に自由に咲く様子を表しているとされています。また、名前自体が道真公の「自由な精神」を象徴しているとも言われます。

    折角なので、一本いただき、「思いのまま」に受験(と、その他諸々)が進むよう、お祈りしました。

    書き初め

    境内の社務所付近には、「書き初め」コーナーが設けられていました。

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    北野天満宮の書き初め

    北野天満宮では、毎年お正月に書き初めに関連する行事が行われます。これは、天神様(菅原道真公)が学問の神様であることから、書道や学問にまつわる活動が盛んに行われるためです。

    • 書き初めの奉納

      • 参拝者が新年に書いた書き初めを北野天満宮に奉納します。
      • 書き初めは学問や芸術の向上、さらには新年の抱負や目標を表現する場として重視されています。
    • 天神様のご加護

      • 書き初めを奉納することで、道真公からのご加護をいただき、学問や芸術の成長を祈念することができます。
      • 特に受験生や書道を学ぶ人々にとって、強い縁起物となります。

    今回私達は筆を用意していなかったので、書き初めはせず、そのまま素通り。。。

    いよいよ、拝礼

    しばらく歩くと、拝殿に到着です。

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    お賽銭を投げて、丁寧にお祈りしました。

    おみくじは……

    拝礼が終わると、お守りとおみくじコーナーが。

    3人でおみくじをひくと、夫は「大吉」、私は「小吉」、娘は「吉」……夫よ、なぜ娘に大吉を譲れなかったのか。

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    でも、学問は「頑張れば成就」みたいに書いてあったので……まあ、頑張ってもらいましょう。

    絵馬に願い事

    絵馬にも願い事を書き、掛所へ。

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    掛所には、たくさんの絵馬がかかっていました。

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    娘は合格祈願、私は健康と幸せ祈願を絵馬に託し、掛所の一角に掛けてきました。

    梅園を通って帰宅

    梅の名所としても有名なこの天満宮。

    帰りは梅園を通って帰りました。

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    北野天満宮の梅園

    北野天満宮は「梅の名所」としても知られており、菅原道真公が梅を特に愛したことから、境内には多数の梅の木が植えられています。

    1. 梅の本数と種類

      • 約1,500本の梅が植えられており、白梅、紅梅などさまざまな種類の梅を見ることができます。
      • 種類ごとに開花時期が異なるため、長期間にわたって梅を楽しめます。
    2. 梅の見頃

      • 通常、2月中旬から3月中旬にかけてが見頃となります。
      • 毎年の天候によって開花時期が多少変動することがあります。
    3. 梅花祭(ばいかさい)

      • 梅の開花時期に合わせて、2月25日に「梅花祭」が開催されます。この祭りは道真公の命日にちなんだ行事で、境内が多くの参拝者で賑わいます。

    凛とした空気の中、梅の蕾は膨らみ始めていました。

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    来月には、一斉に咲き始め、梅の見どころを迎えるのでしょう。

    その時には、合格のお礼参りに、またここを訪れたいと思います。

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