先日受けた、事前受験の発表日。
先月、長女の希望で急遽出願した「慣らし受験」。 正月明け早々に、試験が行われました。 受験校は? あとから知ったのですが、この時期に試験日が予定されている学校は、3,4校ほどあり、偏差値のレベルもある程度の差があったよう …
夕食の準備をしていると、「お母さん、今日、発表の日だって知ってる?7時からだからね。」と、娘から釘を刺されました。
リハーサル目的で受けた試験でも、やっぱり結果が気になるようです。
「先生が、『あの学校は難しくて、みんな落ちるものだから、気にしなくていい。』って言ってた。だから、落ちてもいいの。大丈夫なの。」
……いつもより少し能弁な彼女。
今回、本命の学校よりも偏差値の高い学校を選択して受験しているため、落ちた時に心の平穏を保てるよう、彼女なりのマインドコントロールを試みているでしょう。
そして、発表の時間
そんなやり取りをしていると、午後7時……発表の時間がやってきました。
「お父さん!携帯で見て!」
と長女。
夫は、携帯で画面を開こうとしますが、アクセスが集中しているのか、なかなか開けません。
「これは、あと1時間くらい待ってから見た方がいいかもしれないね。」
そう言って、私達はとりあえず晩ごはんを食べることにしました。
すると、1本の電話が
食器を並べ始めていると、夫の携帯がなりました。
相手は、塾の先生からのようです。
「合格発表、ご覧になりましたか?」
「いえ、なかなか繋がらないので、少し待ってから見ようと思っていたところです。」
夫が答えると、塾の先生は結果を教えてくれました。
「合格していました。おめでとうございます。」
「え、そうなんですか?ありがとうございます。」
……合格していたようです。
緊張しなかったから?
塾の先生からの情報によると、長女の通う塾で、今回の試験に合格した生徒は、彼女だけだったそうです。
塾の中で一番成績のよかった子も、今回は残念な結果になったのだとか。
「え……◯◯さんは絶対受かると思っていたのに……。」
彼女は驚いた様子で言いました。
「そうなんだ。なんでだろうね。緊張して力を発揮できなかったのかな?」
私が何気なく答えると、彼女は「え、、、」と、急に顔を曇らせました。
「どうしよう……私、この前緊張しなかったから……本番で緊張しちゃって力を発揮できないかもしれない……。」
「……。」
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……そこは、『次も緊張せずに試験を受けられる』、と思えばよいのでは?